聖書 ヨハネによる福音書 21章 22

「イエスは言われた。『わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、あなたに何の関係があるか。あなたは、わたしに従いなさい。』」

 

お話

 

今日の聖句、ヨハネによる福音書21章22節は、もしかしたら、少し難しかったかもしれません。

つまり、どういうこと?と、私も初めは考えてしまいました。

でも、何となく気になって、この聖句についていろいろと調べてみると、この聖句は、むさしの学園が大切にしていることと、つながっているな、と思ったので、読むことにしました。

 

ここで考えることは、主は、私達のことを人との比較で評価することはない、ということです。

人と比較したり、人の言葉に左右されたりするのではなく、主との関係だけで自分を見るようにしなさい、という箇所なのです。

 

むさしの学園では、私達一人一人が、それぞれに違っていて当たり前だということを大切にしています。

背の高い人、低い人、足の速い人、遅い人、算数が得意な人、国語が得意な人など、それぞれ違っています。

その違いを活かし、自分の得意なことを伸ばして、自分の好きなこと、取り組んでみたいことをやってみる応援をしたいと思います。

 

とはいえ、人と比べない、人の言葉に左右されないというのは、簡単なことではありません。

自分のしたいことばかりしていると、誰かと衝突し、けんかになることもあるかもしれません。

それも大事な経験の一つになるのです。そういう失敗やうまくいかないことも含め、私は、皆さんがそれぞれの好きなことに取り組むことを応援し続けていきたいと思います。

 

長かったお休みが終わり、急に寒くなりました。

また、明日は大雨になるかもしれません。そんな中ですから、気持ちが落ち着かなくなることもあるかもしれません。

心を落ち着けて、それぞれのすべきことに取り組む1週間にしたいものです。

 

これで今日の礼拝の話を終わります。

9月23日 礼拝の話