礼拝の話
長かった二学期も今日で終わります。本当によく頑張ったと思います。
運動会、ひかり祭、秋の収穫、そして今日のクリスマス礼拝と、いろいろな行事がありました。
もちろん、行事だけでなく、皆さんは毎日の生活をよく頑張ったと思います。
さて、この二学期には、日本、特に関東や東日本を大きな台風が2回襲いました。
千葉県を中心に風の被害が大きかった9月の台風15号、各地で洪水を引き起こした10月の台風19号です。
私はつい先週、臨海学校をやっている鵜原に行く用事がありました。鵜原や勝浦のあたりは、大きな被害は見当たりませんでしたが、途中の茂原というところを通った時には、まだまだたくさんの家の屋根が飛ばされて、ブルーシートがかけられたままになっていました。
私たち自身や家族、友達、同じクラスや学年、学校の人達、地域、日本、世界と目を広げていくと、目を覆いたくなるような事件、事故、出来事がたくさんあります。
私たちは、常に、自分たちの気づかないところで、困っている人がいるのではないかと気にかけ、できることをしていくことはとても大事です。
一方で、私たちの身の回りに、喜ぶべきこともあるのでしょうか。
どうしても、悪いこと、悲しいことの方が話題になりやすいのです。
私たちはテレビ、新聞、ネットの情報や噂話に流されず、私たち一人一人が自立した「個」として、出来事の中に喜びを探す習慣を大切にしたいと思います。
今日は世間より、少し早く、学園の皆で集い、クリスマスの礼拝をおこないます。
世界中の人々が、イエス様の誕生をお祝いし、身近な人と喜びを分かち合う日です。
この素敵な日にこそ、身の回りにあること、起きる出来事の喜びを意識しましょう。すると、心の奥底から、自然と感謝の気持ちが湧きあがってくるのだと思います。
では、皆で心を一つにしてクリスマスをお祝いし、感謝のうちに二学期を終えましょう。