聖書 ルカによる福音書 13章 20節~21節
「神の国を何にたとえようか。パン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる」
お話
7月11日・土曜日、映像礼拝35回目の朝です。今日も梅雨空の朝ですが、お休みということで、ちょっと気持ちも軽いのかな、と思います。
さて、まず、今日の聖句のお話をします。今日の聖句をもう1回読みます。
「神の国を何にたとえようか。パン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる」
三サトンというのは、どれぐらいの量か。それは、だいたい40リットルぐらいだそうです。大きいペットボトル20本分の粉です。それでパンを作れば、相当、大きなもの、たくさんのものになるでしょうね。どんなに苦しい状況であったとしても、希望と感謝というパン種を混ぜていれば、それは何倍もの大きさになり、世の中を満たすだろうと思います。
この形で映像礼拝を始めたのは、4月8日のことでした。あの頃、希望と感謝というパン種を混ぜるのは、難しい時もあったかもしれないな、と思い返します。しかし、私達は、粛々と、毎日を過ごし、学校が再開し、かなりいつもに近い形まで戻ってきました。
また、最近、再び新しく新型コロナウイルスに感染する人が増えていますが、こうして3月から乗り越えてきたのですから、私達なら越えられるはずです。一緒に希望と感謝を探して過ごしましょう。
さて、今日は土曜日ということで、録画も含め、おうちの方と一緒に見る人も多いと思いますから、学校の様子をごく短く、お見せしようと思います。今から、写真や動画を出しますね。
教室に入る前の体温測定は、このようにサーモカメラになりました。37.0℃以上になると、念のため、体温計を使って、再検査します。
そして、次に大事なのが、手洗いです。たとえ指にウイルスがついていても、それだけでは感染しません。鼻や口、目などに触れる前に洗い流し、机や椅子、ドアの取っ手などに触る前に洗い流すことは大切なことでしょう。
それでも、ウイルスを完全に入れないということは難しいでしょう。そこで、教室では、一人一人の距離を開けて、マスクもできる限りして、他の人にうつす可能性を少しでも減らすよう、努めます。
昨日、全ての教室を回って撮影しましたが、どこで撮っても、同じような感じになりました。みんな、それぞれのすべきことに、黙々と取り組んでいて、感心しました。
最後に、新型コロナウイルスについて、私から皆さんへのメッセージです。動画や写真でも見てきたように、学校では、おうちの人の協力、皆さんの協力を得ながら、感染しない努力をしています。しかし、どれほど徹底しても、完全に可能性をゼロにすることはできないと思います。
もし、感染してしまったら、病気のことだけでなく、周りの人への影響も気になり、追い込まれてしまうかもしれません。悪気のない、ちょっとした話でも、噂話は広がって、違う話になり、誰かを追い込んだり、傷つけたりする可能性もあります。感染した時はもちろん、体調が悪いなと思った時は、落ち着いて、おうちのひと、先生に言ってください。学校では、保健所と話し合っていて、もし感染した時にはどうすればいいか、考えています。先生達も含め、誰が感染しても不思議はない、皆に同じ可能性があると考えて、行動していきましょう。
6月1日に学校が再開し、皆さんに語り掛けるのは、久しぶりだったことに気が付きました。この1か月以上、本当によく頑張っていると思います。このお休みで、ゆっくり休み、あるいはリフレッシュして、来週も一緒に頑張りましょう。