むさしの学園では、先ほど、終業・クリスマス礼拝をおこないました。
感謝のうちに、2学期を終えたいと思います。
終業礼拝の話
いよいよ、待ちに待った、むさしの学園のクリスマスです。
長かった二学期も今日で終わります。本当によく頑張ったと思います。
寒い中ですが、こうして、皆で集い、おうちの方もたくさん来てくださっています。
嬉しいことは、一人で喜ぶよりも二人で、二人よりも三人で、どうせならたくさんでと、一緒に喜びを味わえる人が増えることは、とてもありがたいことだと私は思います。
しかし、人が集まると、いざこざも起こるものです。
ちょっとしたことをきっかけに、いがみ合いになってしまうこともあるでしょう。
そんな人と人との争いの最たるものは戦争だと言えるのではないでしょうか。
武器を取り、お互いを傷つけあう、ひどいものです。
戦争は人類の歴史の中に常にありました。
中でも、初めて世界中の多くの国が争いに巻き込まれたのが、第一次世界大戦というものです。
家族で静かにクリスマスを祝うという素朴な日常も叶わず、銃を手に、寒空の下、戦った兵士がたくさんいたのです。
そんな戦いのさなか、今から100年以上前の1904年12月24日・クリスマスイブ、ドイツ軍の陣地から聞こえてきたドイツ語の「きよしこのよる」の合唱をきっかけに、戦っていたイギリス軍の陣地でも自然と英語の「きよしこのよる」の合唱が始まったのです。
それをきっかけに朝には、両軍の兵士たちは自然と陣地を出て、プレゼントやサインの交換、サッカー大会までおこなわれたのだそうです。
皆で集い、同じものを見る、同じことをする、歌う。
その力は、とても大きいのです。
私たちを救ってくださるイエス様を神様がこの世にお遣わしになったクリスマスという特別な機会に、むさしの学園でも、皆で同じものを見て、合唱することができるという恵みに感謝します。
二学期の締めくくりに、私たちも感謝のうちに、むさしの学園の降誕劇を捧げて、クリスマスをお祝いしたいと思います。