本日、保護者の皆様のご理解とご協力のおかげで、2020年度を終業することができました。

 

臨時休校の中で始まった今年度。

4月、5月と先行きの見えない中、ご家庭で過ごされていた皆様を思うと、本当にいろいろなお気持ちになっただろう、とお察しします。

そんな中でも、学校の近くで偶然、お目にかかった時や、校長ホットラインへのメールに、私をねぎらうお言葉をかけてくださる保護者の方々。

本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

そんな一年もあっという間に過ぎ去り、先日、出席者を6年生とご家庭の方2名と教職員のみに絞らせていただいて、卒業式を執り行いました。

堂々とした在校生代表の送辞、学園の教育の本質をついた卒業生の答辞、その後の担任挨拶と、学園が大切にしていることを皆で共有できた式でした。

 

卒業式では、聖句として、マタイによる福音書の「第二里を行く」を読みます。

学園、入ってすぐのところにある石碑に刻まれた校訓のような聖句です。

 

第二里を行く精神とは、たとえ強いられたことであっても、自らのこととして、求められたもの以上に、二倍でもやり遂げるものです。

 

コロナ禍により、我慢・中止・縮小の多かったこの一年でしたが、学園での生活を通して、第二里を行く精神を養った6年生の面々ですから、苦しみの中に喜びを見出し、どんな時も感謝のうちに、毎日を過ごしてくれるものと確信しています。

 

来るべき2021年度も、基本的なコロナ対応は継続します。

まず、私たち教師が、苦しみの中に喜びを見出し、どんな時も感謝のうちに、子ども達との日々を過ごしてまいります。

今年度も、ご理解、ご協力くださり、ありがとうございました。

来年度も、引き続き、よろしくお願いいたします。

 

<校長ブログ016>終業のご挨拶