むさしの学園では、先週末、1学期が終業しました。

猛暑のため、講堂での集会ではなく、ビデオを使った礼拝となりましたが、それぞれの教室で、心を一つにして、感謝して1学期を終えることができました。

<終業礼拝・校長の話>

本当に暑い日が続いていますね。朝、起きたところで、もう、すでに汗びっしょり、という人も、いるのではないでしょうか。それでも、夏が大好き、という人も多いのではないかと思います。

私が小学生の頃、夏休みが近づくと、何とも言えないワクワクした気持ちになったのを今でも覚えています。皆さんは、どうでしょうか?

 

1か月以上も続く、長いお休みは、学校では経験できないことができるチャンスです。青空の下、海や川、山で、魚や虫を捕まえるなど、たくさん動くことも素晴らしい経験です。

また、冷房の効いた部屋で、じっくり本を読んだり、絵をかいたりすることも、素晴らしいのです。夏休みは、自分の時間をたっぷりとることができる、ということに意味があるのだと思います。

 

さて、今朝は、クラスで、宿題が出たのではないでしょうか?さらに、私からも、1つ、宿題を出したいと思います。

 

それは、1日に1回、笑顔になることです。そんなこと?と思ったかもしれません。しかし、笑うことは、とても大切なことなのです。

 

先ほど、マタイによる福音書13章31節から33節を読みました。「天の国は、からし種に似ている」とイエス様はおっしゃいました。

 

からし種は、とても小さいものです。わずか1mmほどの大きさしかないのに、鳥が巣を作れるほどの大きさに育つのですね。

 

これを私たちの毎日にあてはめてみようと思います。

私にとっての「からし種」は、笑顔です。1日1回、一瞬でもいいのです。笑顔は、まず、自分自身を力づけてくれます。そして、そのわずかな笑顔が積み重なると、自然といろいろな人があなたの周りに集まってくることにつながるのだと、私は思っています。

 

もし、嫌なことばかりが続いて、ちっとも笑顔になれなかったよ、という気持ちで寝る時間になったのなら、布団やベッドの中で、こっそり笑顔になってみましょう。

終わりよければすべてよし、という言葉もあります。どんなにひどい一日だったとしても、一瞬、笑顔になれて終えることができたら、その日は、いい一日です。

 

皆さんと、こうして学校で集まるのは、次は9月1日です。この暑さが続いているかもしれませんね。身体には気を付けて、そして、おうちの方のおっしゃることをよく聞いて、また、こうして集まりましょう。

皆さんと会えるのを楽しみにしています。

2018年度1学期終業礼拝の話