むさしの学園では昨日から2学期が始まりました。

長い2学期には、いろいろな行事があります。

まずは運動会です。

 

始業まであと数日に迫ったある日、運動会に向けて教師たちが校庭でラインを引いたり、用具の準備をしたりしていました。

その1つとして、竹で編んだ大玉に障子紙を貼り、補修していると、夏休みの預かりで来ていた子ども達が手伝ってくれて、どんどん作業が進んで、とても助かりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手伝いは、お願いしたわけでもなく、もちろん義務でもありません。

また、何かのご褒美があるわけでもありません。

でも、自然としてしまう。

しかも、「もういいよ」と言っても、まだやってしまう。

 

そういう経験を、人生の基盤が培われる小学校時代にたくさんしておくことは、今後の財産になると感じます。

 

「できれば、お手伝いだけでなく、勉強をやめろと言われてもやってほしいです」

 

そんな声があるかもしれません。

それもわかります。

それならば、勉強でなくても、自然と楽しくて、ついやってしまう経験を存分にすることが大切です。

そして、その様子を大人と共有したり、感謝されたりすれば、その子の心のうちから、本物の満足感が湧きあがってくるでしょう。

その経験と内心から湧きあがる満足感とが、勉強とつながる日は、いつか、いや、近いうちに来ることでしょう。

<校長ブログ065>自分からやりたくなってしまう。できれば勉強を?