むさしの学園の特徴の1つに少人数教育があります。
その魅力は、子ども達個々のちょっとした変化、様子に気付きやすいことです。
そして、そのことを子ども達自身や保護者の方々と共有しやすいことです。
そういう大人の眼差しがある場でこそ、子ども達は安心して、自らの取り組むべきことに打ち込むことができます。
子ども達は、
「ねえ、見てて!」
と言うことがあると思います。
子ども達は、やりたいのです。
少しでも、上達したいのですね。
そんな子ども達のやる気を増し、実行を後押しするのが、大人の眼差しです。
今朝の出来事です。
むさしの学園では、全校でラジオ体操に取り組んでいます。
校庭で子ども達の様子を見ていると、1人の1年生が校庭の中央に立って、何やら手を動かして、声を出しているのがわかりました。
どうやら、「ラジオ体操の時間になったよ」と周りに伝えているようでした。
そして、それとほぼ同時に、2年生の子が1人、黙って立ち止まるのも見えました。
自分で時計を見て、整列の場所に立ったようです。
むさしの学園では、今年、チャイムの鳴らない生活に挑戦しています。
朝のラジオ体操も、その一環で、時間になると、ラジオ体操が始まります。
上級生や教師が声をかけたり、動いたりすることで、低学年の子たちが気づいて動くことが多いのですが、今日のきっかけは、この1年生と2年生でした。
お互いが顔見知りの小さい群れだからこそ、そういうちょっとした動きに気が付きやすく、その後の声掛けもすぐにできます。
子ども達は、授業中だけでなく、いろいろな場面で成長しています。
ちょっとした変化に気付けることは、それぞれが、それぞれの力を伸ばすのに必要な、大事な要素です。
<校長ブログ071>少人数教育・つぶやきと動きが見える