今日の写真は、低学年国語個別学習で、ノートに写し書きをしている子どもの様子です。
1年生の子ども達は、初め、やっと数行書いていたというのに、この時期になると、どんどんできるようになってきます。
確認の丸を付ける私達も嬉しいものですが、当の本人が、
「あ、これだけ書けた」
とつぶやいて、嬉しそうな表情をちょっと浮かべるのを見ると、決して派手ではないけれど、着実に国語の力が伸びていることを感じます。
そして、自らのすべきことに、自らの意思で取り組む習慣が根付いていくことを感じます。
音読や写し書きは、手間ひまがかかります。
しかし、その分、確固とした土台が固まると考えています。
最近、「ファスト~」という言葉をよく聞くようになりました。
ファストフード、ファストファッションなど、「時短」は時代の流れでしょう。
そして、先日、ファスト教養という言葉を知りました。
忙しい(気がしている?)現代生活ですから、短時間で、即効性のある知識、ヒントを得たいというニーズがあるのもわかります。
確かに、私自身、YouTubeで本の概要を紹介するプログラムを見て関心を持ち、本を購入することもあります。
ただ、人としての基盤を培っている小学生時代、特に低学年のうちは、ファストよりも、スローに価値を見出し、「ていねいな子ども時間」を大切にしたいと考えています。
<校長ブログ073>「ていねいな子ども時間」を大切にしたい。