先日の聖書の時間、「うわべ」という言葉が出てきました。

子ども達から、「うわべ」って何?という声があがりましたので、

私が「ええっと…」と言いましたところ、

「辞書で調べる!」

と誰かが言い、すぐに辞書のところに何人かが走っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この頃は、調べたいことがある時は、スッとスマートフォンやタブレットに手が伸びることが多いのではないでしょうか。

外出先など、紙の辞書がすぐに無い場合も多いですから、それはそれでよいのですが、小学生という発達段階の子ども達にとっては、紙の辞書も有力な選択肢であってほしいと思います。

 

むさしの学園では、3年生以上の子ども達に1人1台のタブレット環境を整え、いろいろな教科、活動で使用しています。

何かを調べる時に使うことも、もちろんあります。

 

絶対に紙であるべきだ、とか、まずタブレットだ、と偏ることなく、その時に、最も活用しやすいものを選択できる環境と習慣を整えたいと思います。

 

ちなみに、この時は、

「じゃあ、私はスマートフォンで調べてみるね」

と言い、競争したのですが、結局、紙の辞書の方が早く、意味を調べることができました。

 

日常の学びの場で、デジタルも、アナログもバランスよく経験してもらいたいと思います。

 

そして、何より、

「ねえ、先生、どういう意味?」

と聞く前に、

「調べる!」

と瞬間的に行動を起こしてくれたことに、とても喜びを感じたエピソードでした。

<校長ブログ078>パッと辞書を取りに行くこと