むさしの学園では、作文集・田園の教育を発行しています。
私の調べた限り、大正14年1月に発行されたものが、最も古いようです。
当時の文章を読むと、学園創立の三先生の熱情がひしひしと伝わり、そして、今に続く学園の理念を再確認できます。
そして、子ども達の文章を読むと、100年の時を経ても、子どもの感性は変わらないものだな、と感じます。
作文集・田園の教育は、創刊当初、毎月発行されていたようですが、今では、年に4回の季刊です。
ですから、子ども達は、日常の国語学習に加え、作文を書く機会が最低、4回はあり、印刷物として一人ひとりの手に渡るのです。
文章を書く力をつけてほしい、と感じる保護者の方々は多いと思います。
では、そのためにどうすればよいか。
まず、文章を書く機会を定期的に設けることが重要です。
冊子として印刷される田園の教育に加え、むさしの学園では、日記の宿題があります。
鉛筆を握って、字を書くことそのものが日常的であることは、子ども達の文章を書く力を伸ばす前提になっていると考えています。
<校長ブログ079>文章を書く機会を設ける。