今日は、聖書の時間の1コマをご紹介しようと思います。
むさしの学園の聖書では、5年生が12月のクリスマス礼拝で、降誕劇を捧げます。
そのため、5年生ではイエス様についての学びを進めているのですが、前回の授業が、最後の晩餐についての内容でした。
むさしの学園のホールには、ダ・ヴィンチが描き、ミラノのサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会にある「最後の晩餐」の模写が飾られています。
授業の最後、皆で見に行き、誰が裏切ったんだろう、と話し合いつつ、考えているところが、今日の写真です。
子ども達が小学生という段階で経験すべき学びとは、座学にとどまりません。
「最後の晩餐」の絵を皆で見て、話し合ったり、考えたりすることで、この絵の誰が誰、という「知識」を得ることも意義深いでしょうが、それだけでなく、興味を持って、楽しみながら、視覚経験をたくさん積む機会になったらいいと考えています。
じっくり見ることで、思いもよらない発見、新しい気付きがあります。
そして、人によって、見方が違い、意見や感想も異なります。
もしかすると、家に帰って、知ったことや思ったことを家族に話した、という人もいるかもしれません。
子ども達には、「視覚経験」という観点も含め、いろいろな経験を与えていきたいものです。
<校長ブログ081>5年生の聖書・最後の晩餐