基本的に毎週金曜日に公開の校長ブログですが、出張など重なり、1か月ぶりの更新となりました。
さて、今日のテーマは新緑の中庭です。
むさしの学園小学校の校舎には中庭があり、桂の木が植わっています。
この校舎が建った10年前、桂の木は2階の廊下の窓ぐらいの高さでしたが、とうとう今では、校舎を抜いています。
空中撮影したらどう見えるのか、面白そうです。
新緑の美しさは、皆様もお感じになったことがあるでしょう。
強くなっていく日差しを浴びて、キラキラ光ります。
雨上がりの時などは、より光って、本当にきれいです。
人間としての根幹が培われる小学生という段階は、環境が重要です。
まず、物理的な環境として、木々の緑にあふれ、伸びやかな雰囲気の中で、過ごすことは、心身の健全な成長のために不可欠です。
現代は、予測不能な社会と言われます。
私自身は、予測可能な時代などあったのか、と思いますが、見通しが立ちにくく、価値観が多様化しているという趣旨で考えると、より、柔軟性、しなやかさ、主体性が重要視されていると感じます。
その根幹を成すのが、幼少期に自然に満ちた空間で過ごすこと、そして大いに自由に、放たれて遊ぶことだと私は感じます。
成績、資格…
目に見える成果のためだとしても、小学生という段階を心豊かな環境で過ごすことの意味が大きいのではないでしょうか。
<校長ブログ088>新緑の中庭