むさしの学園は、自然・のびやかな空間を子どもが成長するのに不可欠な環境と考えています。
その具現化の代表的な例が、毎週の野川の時間です。
武蔵野らしい、のびやかな環境を皆で味わうことができます。
自然に浴する、豊かな時間です。
それに加えて、「自然」を体感しつつ、学びを深める機会として、ビオトープを作りました。
この取り組みには、むさしの学園の保護者組織「けやき会」が全面、協力してくださり、その造成は、全てけやき会からの寄付でおこないました。
あらためて感謝します。
いわゆる座学にとどまらず、体験的・経験的に学んだことは、子どもの心に深く刻まれ、より深い学びになります。
例えば、1学期のある日、6年生の1人がビオトープから聞きなれない鳴き声が聞こえることに気づきました。
その特徴的な声から、声の主はウシガエルであることがすぐにわかったそうです。
うまく隠れたようで、なかなか見つけられませんでしたが、何とか捕まえて、駆除することができました。
このウシガエルは、いったい、どこからやってきたのでしょうか!?
学校から歩いて10分ほどの距離にある都立・武蔵野の森公園には大きな池があり、そこにはウシガエルの鳴き声が響いています。
道路を渡って、左右を見て、やってきたのでしょうか!?
子ども達とともに、現実に起きる出来事を共有していることで、生態系問題・固有種問題などを教科書的に学習した時にも、より記憶に残り、自分なりの見解を紡ぎ出すヒントになることでしょう。
これからも、折に触れて、ビオトープの様子、子どもたちとした活動や学びなどをお伝えしていきます。
校長ブログ105 ビオトープを通して目指すこと