この時期、むさしの学園の校舎、特に2階は甘〜くなります。

それは、中庭の桂の木の葉が、甘い香りを漂わせつつ、落ちていくからです。

これは、先日、ある秋晴れの日に撮った校舎2階の写真です。

今年の秋は暖かかったこともあり、開け放たれた廊下の窓から、甘い香りが漂っていました。

 

子ども達が、それぞれに託された個性・賜物を生かすための学び舎は、このように、自然の移ろいを肌で感じられる、豊かな環境でありたいと思います。

 

子ども達にとって、自宅の次に長く過ごす場である学校は、単に学業だけを深める場ではありません。

心も、身体も、伸びやかに、豊かに育ってほしいと思います。

創立者・佐藤藤太郎先生は、子どもの学ぶべき場として、一番に伸びやかな自然を挙げました。

創立から100年を経て、多磨も家が増え、以前のような伸びやかさは減ったかもしれません。

それでも、まだこのあたりは、高い建物もなく、空が広く感じられます。

どのような空間で6年間を過ごすか。

人としての根幹が培われる、小学生という大切な時です。

武蔵野の豊かな空間を学び舎として、最大限に活用していきます。

校長ブログ111 甘〜い校舎?