このところ、校長ブログでは、時代の移ろいとともに変わる素養への対応と、変わらない基本的なことの大切さについて書いています。

 

今日は、その続きとして、むさしの学園の掃除・労作について書きます。

この写真は、水曜日におこなわれた全校労作の一コマです。

学年に応じ、分担して校舎内外を綺麗に手入れします。

むさしの学園では、基本的に平日の昼休み後に子ども達が掃除をしていますが、学期末や何かしらの行事前などに、いつもはできないような箇所の手入れをします。

皆さまのご家庭で、お子様は掃除をするでしょうか?

掃除など、お手伝いの習慣をつけたいとお考えの方も多いでしょう。

しかし、なかなかうまくいかないこともあるではないでしょうか。

 

むさしの学園の子ども達は、よく掃除をしています。

特に、このような労作では、さらに進んで動いてくれます。

勉強よりいい!というような気持ちもあるかもしれませんが、皆で作業に取り組み、成果を体感できるので、始めてしまえばどんどん、やる気になるのでしょう。

実際に体を動かすことの意義は、とても大きいのです。

また、先日ある学年で、年末の大掃除について話したところ、家では掃除はよくしているけれど、年末だから、というような習慣はない、という声も多かったそうです。

社会や時代の変化に柔軟に応じることは必要なことですが、節目節目に、自分たちで手入れをする習慣を身につけることも大切です。

時の移ろい、季節の移り変わりを肌で感じ、体を動かして参加する労作は、むさしの学園にとって、人としての基盤を培う上で、不可欠な取り組みです。

校長ブログ115 終業に向けた労作・大掃除