この写真は、先日、水曜日の朝の校庭の様子です。
まだ、陽も低い朝から、子ども達が校庭で遊んでいます。
この日は、礼拝のある水曜日ですから制服を着ていますが、いつもなら、もう体操着になっていて、思う存分、遊ぶことができます。
以前、校長ブログ104「動くから休める。遊ぶから学べる。」では、”アクティブレスト”という考え方をご紹介しました。
これは、疲れている時に安静にするのではなく、軽い運動をすることで、かえって疲労回復が促進されるという考え方です。
むさしの学園小学校では、1コマ40分の授業の後、10分間の休み時間を設け、子どもたちは校庭へ飛び出していきます。一見、短いように思える10分間ですが、子どもたちは次の授業の準備やトイレを済ませた後、思いっきり体を動かして遊び、次の授業に臨みます。
では、朝から体を動かす、というのはどうなのでしょうか。
朝から、陽の光を浴びて体を動かすことで、いわゆる体内時計が整えられ、精神が落ち着くとともに、物事に向かっていく意欲も湧いてくると考えています。
私自身も気をつけなくてはならないのですが、朝、目覚めるや否や、カーテンを開ける前にスマートフォンを開くということの問題が指摘されています。
こうして、朝一番から、体をしっかり動かすという習慣は、健全な精神と体を培う基盤となることです。
現代社会において、子どもたちは(もちろん、大人も…)、様々なストレスにさらされています。
外遊びは、ストレスフルな日常をしなやかに生き抜くために、重要な役割を果たしています。
当たり前のことを、当たり前に続けること。
むさしの学園では、これからも外遊びを大切にします。
校長ブログ119 陽も低い朝から遊ぶ