先日、山手こひつじ保育園・年長の皆さんをお迎えし、5年生の子どもたちが校内を案内したり、一緒に遊んだりしました。
年長の皆さんは、あと少しすると、小学生になります。
慣れ親しんだ園を巣立ち、新しい環境に進むのは、楽しみでもあるでしょうが、不安を感じることもあるかもしれません。
そこで、小学校とはどんなところなのか、少しでも見通しを持ってもらえたらいいなと思います。
エネルギッシュな5年生たち。
時にはうるさくなってしまうこともあるかもしれないけれど、前向きに、協力的に取り組んでくれるだろうと思っていました。
結果、思っていた通り、よく頑張ってくれました。
園児の皆さんと話す時と引率で来てくださった先生方と話す時など、場に応じて、関わっていました。
そして、何より私が嬉しく思ったのが、子どもたちが、「余所行き」の言動を心掛けつつも、自然体であったことです。
繊細な子もいたそうですが、ペアの5年生に安心できたようで、本当に感心したと、保育園の先生から言っていただくこともありました。
それも、子どもたちが自然体だったからだと感じます。
校長として、幼小交流、小さな子どもたちと小学生が交流することに大きな意義を感じています。
子どもたちの成長にとって、異年齢の交流がもたらす恩恵は計り知れません。
思いやりや優しさ、リーダーシップといった社会性を育む貴重な機会となるでしょう。
特に、家族のように親しんでいる学園内の子達ではない、外の子どもたちとの関わりには緊張感も伴います。
その中で、遊びや活動を主導することで、責任感を養うこともできます。
今後も折に触れてこのような機会を設け、子ども達のコミュニケーション能力を向上させる機会にもしていきたいと考えています。
このような経験を通して、多様な世代と円滑にコミュニケーションを取る力を身につけていくと期待しています。