明けましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

むさしの学園では、今日から3学期が始まりました。

 

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聖書 マタイによる福音書 4章8節から11節

更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と言った。すると、イエスは言われた。「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある」そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。

 

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礼拝の話

3学期が始まりました。どんな冬休みでしたか?出来事や思ったことをぜひ、教えてくださいね。お話を聞くのを楽しみにしています。3学期は、きっとあっという間に終わってしまうでしょう。実質的には2か月ほどしかありません。しかし、一年の締めくくりになる大事な時間です。新しい学校、学年に向けて、毎日を大切に過ごしたいものですね。

今日の聖句、マタイによる福音書第4章には、イエス様が人々を救う実際の活動を始める前に、悪魔の試みを受けているところが書かれています。特に、今日読んだ8節から11節というのは、最後の試みです。

イエス様のように大きい話でないとしても、私たちの周りには、誘惑がたくさんあります。中でも、今日の聖句のように、「~をあげるから、~をしてあげるから、言うことを聞きなさい」という話は、私たちの身の回りにあふれているのではないでしょうか。

おいしそうな食べ物でもいいし、ずっとほしかったものでもいいでしょうが、目の前に素敵なものをちらつかされて、「あ、それもいいかな」と思うのも、理解できます。私自身、そういう誘惑に本当に打ち勝てるだろうか、と自信がなくなります。

しかし、目の前にあって見えるもの、すぐに結果の出るものというのは、偽物であることも多いのではないかと私は思います。人間ですから、時には誘惑に負けることもあると思います。それでも、常に、本当に自分に必要なこと、すべきことは何なのか、本当にほしいものは何なのかを自分自身に聞き続けることが大事なのではないでしょうか。

冬真っただ中の1月です。しかし、春はもうすぐ近くに来ています。あっという間に終わってしまう3学期、目の前の誘惑やすぐに結果の出ることに左右されず、本当に自分のためになることのために時間を使うようにしたいものです。一緒にがんばっていきましょう。

 

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始業のお祈り

天の父なる神様、今日、こうして皆で集まり、3学期を始められることに感謝します。

今日から始まる3学期は、春に向けて、前向きな気持ちになれる明るい期間です。しかし、一方で、その解放感から、調子に乗ったり、すべきことに集中できなかったりする危険もある時期だと思います。

日常の当たり前の生活を大切に、丁寧に心を込めて過ごすことで、真に私たちの力をつける時間にできるよう、私たちの心を強めて、お守りください。

このお祈りをイエス様のお名前によって、お捧げします。アーメン。

 

 

3学期 始業礼拝の話