第7回映像礼拝の話 2020.4.16
青木 洋介
聖書 創世記 2章 18節
「主なる神は言われた。『人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」
お話
映像礼拝7回目の朝です。今日も、穏やかに晴れています。私たちの今日一日も、穏やかに、のんびりと過ぎることを願います。
さて、今日は「こども聖書」から読み聞かせとお話をします。
「創世記 2章 18節」
今日のお話も、まさにむさしの学園が大切にしている教育そのものです。おととい、こども聖書から、3つのお話を読みましたが、やはり、それに通じています。
私たちは、私たち、それぞれに、それぞれの魅力、価値、力を与えられました。それは、もしかしたら、願い通りのものではないのかもしれません。例えば、私は、色白なんです。子どもの頃、それが本当に嫌で嫌で、男の子は、真っ黒に日焼けして、元気そうにしていなければならない、と、実際に言われることもありましたし、言われなくても、そう思われている無言のプレッシャーを感じることもありました。
そんなことを思っていたのですが、私が大学1年生になり、臨海学校のお手伝いをすることになりました。日焼けをするのにもってこい!と、私は喜んで肌を日にさらしていたのですが、やはり、無理なものは無理のようです。6日目、まさに昔話の因幡の白うさぎのように、体中が真っ赤に腫れあがり、熱も出て、大変なことになってしまいました。
上手な日焼けの仕方、という工夫もあるのでしょうが、そういうことよりも、私は肌の色にせよ、他のことにせよ、自分を恨んで、あるいは親や他人を恨んで生きていくよりも、今、あるものを大切にすることに時間を使った方がトクという気持ちになりました。
もちろん、今でも、自分自身の足りなさ、弱さを情けなく思うこともありますが、その次の瞬間には、「自分を丁寧に生きよう」と思うことができるようになりつつあります。
今日もこういう不自由、不安の下での一日が始まります。それでも、私たちは、私たちの今、すべきことを丁寧に、取り組むのみです。そして、今日の聖句にもありましたが、人はひとりでは生きていけないのです。今、そこに一緒にいてくれる家族を始め、いろいろな人の存在に感謝したいと思います。
では、今日も、皆さんから届いたメールを少しご紹介します。今日は昨日のお昼過ぎまでに届いたメールから読みますね。
いつもならクラスで会っていた友達たち、姿は見えないでしょうが、こうしたメールを通じても、この映像をそれぞれの場で、あの子も、この子も見て、一緒の時を過ごしているんだ、ということがわかると思います。
引き続き、皆さんからのメールをお待ちしています。順番にお返事しますので、待っていてくださいね。では、今日も希望を持って、一日を過ごせるよう、祈ります。では、また、明日の朝、会いましょう。