聖書 マタイによる福音書 25章 40節
「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」

 

お話

今日の聖句、マタイによる福音書25章40節では、最も小さい者という言葉が出てきました。

最も小さい者とは、どんな人でしょうか。これは身長の高さ、低さということではありません。困っている人、苦しい立場にいる人、そういう意味です。

世界を見渡せば、本当にたくさんの人が苦しい状況におかれていることに気づきます。私達が、あ~おなかが空いた、食べるものがない~と騒ぐ状況以上に、食べるもの、飲む水に困っている人がたくさんいることは、皆さんも知っているでしょう。

もちろん、食べ物、着るものなど、豊かさの中に生きている私たちだって、困っている人、苦しい状況に置かれている人はいます。たとえば、クラスの中ででも、誰かと喧嘩でもしてしまったのか、ポツンと一人になっている人がいるかもしれません。それとも、うっかり忘れものをして、先生に言えずにモジモジしている人がいるということもありそうな話です。

そんな困っている人、苦しい時にある人のために、私達は、何か、人間的な行動をしたいものです。まず、困りごと、苦しみに気づくということがとても大事ですが、その次に、実際に何か、動くことをしてみましょう。

さて、今日から平常授業です。長い2学期は、皆さんの力が大いに伸びる時です。勉強、スポーツなど、目に見える成果も上がると思いますが、目には見えない心の成長もある時だと思って、期待しています。

礼拝の話