むさしの学園の特徴的な授業の1つとして、低学年の国語・個別学習があります。
これは、音読と視写する時間です。
1年生・2年生では週に3時間、3年生では週に2時間とっています。
全ての学年を通して、良質な文章、図書にたくさん触れることが魅力ですが、
1年生では、文字の習得、単語・文節・文のつながりなどの習得に効果があります。
また、特にこの段階では、読みも、書きも、子ども達個々に、その状況が異なります。
文字も単語も理解しているのに、スムーズに読みが進まない時などは、読んでいるところを、指や赤ペンなどで教師がなぞってあげることで、急激に安定することもあります。
このように、個々の状況に合わせて、それぞれの進度で取り組めるのが大きな価値です。
2年生でも同様ですが、読みの力も、書きの力もついてきていますから、20分程度で、10ページ・1000文字ぐらい、スラスラと書いてしまうこともあります。
そして、3年生になると、音読ではなく、黙読によって、より多くの本に触れる機会を増やすことができるようにもなります。
鉛筆を握って、文字を書く。
声を出して、文を読む。
このような、基礎的な学びをする時間を大切にしていきます。
<校長ブログ040>国語・個別学習の意義