むさしの学園では、伸びやかな環境に身を置くことを大切に考えています。
中でも、自然は、子どもだけでなく、大人の気持ちも柔らかくしてくれます。
今から約100年近く前の創立当時は、天気が良ければ、教室の授業を取りやめて、井の頭公園など、近くの良い場所まで、歩いて出かけていたそうです。
これが、今の「むさしのめぐり」につながっています。
今では、今日は天気がいいから散歩にしよう、などという牧歌的なことを実行するのは簡単ではなくなりました。
そこで、年間行事として、定期的に「むさしのめぐり」という近隣への小遠足を実施しています。
まさに昨日は、その「むさしのめぐり」の日でした。
子ども達の中をぐるりと一回りすると、走り回ったり、おしゃべりをしたり、草木を見ていたりなど、それぞれの過ごし方でいるのが感じられました。
この「それぞれ」というところが重要です。
自然には、私たちが「それぞれ」に過ごさせてくれる懐の深さがあります。
心身を伸びやかに育むのに、まず必要なのは、伸びやかな環境です。
※この写真は、昨日のものではありません。
<校長ブログ041>近場の小遠足・むさしのめぐりとは