むさしの学園の特徴の1つとして、教師たちが子ども達とよく遊ぶ、ということがあります。
子ども達との遊びは、明確な業務分担になっているわけではありません。
それぞれが、可能な時に、可能な限り、ということになっているだけですが、どの休み時間でも、誰かしらが子ども達と遊んでいるのを目にすることができます。
子どもが遊ぶことの価値・意義は、皆様も感じていらっしゃるかと思います。
それを詳しく論じれば、いろいろな研究や考え、あるいは効果などをご紹介できるものと思いますが、本当に大切なことは、
「楽しい」
ということなのではないでしょうか。
先日、所用から学校に戻った時、受付に数人の子どもがいるのに気が付きました。
どうしたのか尋ねると、あと少しで保護者会が終わるので、それを待っているということでした。
ちょうど幼稚園の園庭が空いたので、一緒に鬼ごっこをして待つことになりました。
久しぶりの鬼ごっこで、あっという間に息が上がってしまったのは恥ずかしい限りでしたが、とても爽快なひと時でした。
次のブログは、遊びについて書くことを決め、いろいろ調べてみよう、と思って翌朝を迎えたところ、登校してきた子ども達と
「あれ楽しかったね。またやろう!」
「今度はみんなでやろう!」
などと、自然に会話になったことで、はたと気づきました。
あれやこれやと論ずるよりも、真剣に遊んで、充ちた時間を過ごすと、楽しいということが大切なのです。
その楽しさを子ども同士、子どもと教師が共に味わうこと、そのものに価値があるのだ、と再認識しました。
人格の基盤を培っている途上の小学生という段階こそ、特にそれが言えるのではないでしょうか。
<校長ブログ045>遊びの大切さとは…