子ども達が、伸びやかに心身を成長させるために、必要なのは、どういう環境か。
私達は、地味で、目を引かないかもしれないけれど、慣れている豊かな公園で、じっくり過ごすことが一番いいと、思っています。
昨日、府中・郷土の森博物館に出かけた、むさしのめぐりについて、記事を書きました。
むさしの学園では、毎週、野川公園に出かける「野川の時間」を設けていますが、そのほかに、各学期に2回ほど、むさしのめぐりという小遠足をおこなっています。
大正、昭和初期のような頃は、今の感覚では、けっこうな距離を歩いていたようです。
この頃、そのようなことは減りましたが、近隣に公園がある立地に恵まれているので、いろいろと出かけています。
が、結局、子ども達が一番、楽しめるのが野川公園のようです。
毎週、行っていて、一番、当たり前で、一番、新鮮さもない野川公園が、実は子ども達にとって、魅力的なのです。
「もう、飽きただろう」
「たまには、違うところがいいだろう」
というのは、誰にとって、意味があるのか、考えてみる必要がありそうです。
確かに、新しいこと、目を引くこと、派手なことも、魅力的です。
が、子どもが安心して、自由に体を動かし、心身を伸びやかに成長させる、という大きな目標を考えた時、大人の意識と子どもの本質に、真に必要なことを区別しなければならないと、私達は考えています。
子ども達の伸びやかな成長に必要な環境とはコレ。