ブログで学園の日常をご紹介することを始めて、早くも3週間になりました。
在校生保護者の方々から、
「見ました!」
と声をかけていただくことも増えました。
引き続き、お時間のある時に見てくださいましたら、ありがたい限りです。
さて、今日の写真は、1年生の美術で制作した「怪獣」です。
※昨日の記事から画像は再利用しました。
1年生の担任が書いたように、子ども達は、皆で工夫して組み立てたのですが、その関わり方は、それぞれの特徴が出ていたな、と感じました。
材料の大きさ、特徴からアイデアを出す子
すぐに行動する子
などなど、目に見えて、「協力」している子達がいる一方で、
遠巻きにしている子
手をなかなか出さない子
もいたようです。
しかし、何人かの教師の話を聞いてみると、
遠巻きにしていながらも、ぶつぶつと、
「あ、これはこうしたらいいな」とか、
「あの大きさだから、こうなったんだな」とか、
心は参加している様子がよくわかりました。
手をなかなか出さずにいた子も、怪獣が出来上がり、中庭に出した時には、声は全く出さなかったのですが、満面の笑みを浮かべ、本当に嬉しそうにしていた、とも聞きました。
むさしの学園では、いろいろな形で、「集団・仲間」を経験します。
目に見えることばかりが、もてはやされ、求められる時代でもあります。
もちろん、その価値は当然のことです。
しかし、目に見えないこと、目立たないことの奥にも、価値が秘められているのだと思います。
目に見えて取り組んだ子どものことだけでなく、ぞれぞれの「今」で関わった子ども達の存在を受け止め、ちょっとしたつぶやきや表情の変化に気づく教師達でありたい、と考えています。
<校長ブログ002>目に見える形でなくても、協力していることに気づけるか。