先週の土曜日は、
「大学入試を見据えた 中学校選びのポイント」
と題し、東京純心中学・高等学校から、進路部の顧問をされている金谷博臣先生からお話をいただきました。
金谷先生は、Z会で東京大学受験生向け指導を担当されていた他、中学受験児の指導経験もある方ですから、まさに今回のテーマに、これ以上ないという先生です。
当日は、金谷先生から、前半、直近の大学受験動向、見通しなどのお話を伺い、その後は、それを踏まえて中学校はどう選ぶべきか、というお話を伺いました。
このお話を伺い、思ったことが2つあります。
まず、このような情報提供、学びの場を継続していきたいということです。
私たち教師が中学受験、そしてその先について学びを深めることは、とても重要です。
また、このような機会を定期的に設けることで、受験に対する私たちの姿勢も伝わり、保護者の方々に、少しでも学校に相談してみようという気持ちになっていただけるよう、努めます。
そして2つ目として、受験の有無、トレンドに左右されない、一人一人の個性を活かすために本当に基礎的なこと、基本的なことを大切にし続けるということです。
小学校という段階は、人としての根幹を培う時期です。
そこで重要な「基本的・基礎的なこと」とは何か。
それは、
まず、
・心と身体の健やかさ
そして、
・どんなことでも、やらされるのではなく、自分のこととして取り組む習慣
を獲得することです。
子どもたちには、これからも、健やかな子ども時代を過ごせるよう、たくさん、体を動かして遊んでもらいたいと思います。
野川など、伸びやかな空間で、心ゆくまで遊ぶ時間を確保したいと思います。
そして、それぞれの段階に応じ、人に言われてするのではなく、自らのこととして取り組む習慣をつけたいと思います。
たとえば、1年生から、個別の時間の写し書き・お絵描き・折り紙のようなことから、自分の意思で決めて、実行する習慣をつけていきます。
これらの取り組みは、偏差値アップや志望校への対策に直結するものではないかもしれませんが、受験も含め、長い人生の中で、自分を受け容れ、自分を活かすための土台を成すものです。
このような土台を疎かにせず、人としての基盤を形成する小学校生活になるよう、努めます。